クリニック紹介

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患者さまへの思い

医療法人社団 樹維会 奥村 克行(東京精神神経科診療所協会理事)から患者さまへメッセージ

院長 奥村 克行

私たちの生活はストレス、寝不足、疲労感などが常態化しています。

プライベートでも仕事や学校などの社会生活でも余裕がなく暮らしている方がたくさんいます。

なかにはメンタルの負荷がギリギリであると感じ心理的苦痛や体調不良などを抱えているにもかかわらず何の対策も行われず放置されていることもよくあります。

そのような場合欧米などでは気軽にメンタルクリニックに受診して治療を行う方が多いようですが、日本では文化的背景や歴史的経緯から精神疾患に対する偏見が根強く治療を忌逃する時代が長く続いてきました。

そのためブラックな職場環境での労働を余儀なくされている方、ゆとりが感じられない生活を送っている方が多いにも関わらず適切なケアを受けられないことが多く自殺率の高さやひきこもりの多さも際立っています。

近年はそうした状況を見直して対策を講じるようになり、心の問題への関心が高まり、少なくとも都市部や若い世代では精神疾患への偏見が薄れつつあり、積極的にメンタルクリニックに受診し治療するのが普通になってきました。

そのかいもあり、精神疾患の種類によりますが早期発見や軽症化などの効果が徐々に見られるようになっています。

しかし大切なのはそれだけではなく、実際の診療場面での患者様と医師の関係です。

当院では医学的なことのみならず、その患者様におかれた心理的、社会的、身体的、個人的事情を考慮し、ラポール(信頼関係)を築いた上で個々の患者様に合わせたオーダーメイドの診療を行っていくことが大切と考えています。

精神医療には患者様のおかれた環境による地域性もあり、また医療、福祉制度を踏まえた就労、生活支援など医療のみならず生活、仕事、人生を視野に入れた包括的で全人的な心療内科、精神科の診療が求められています。

銀座の地域に根差した診療機関として長く地域に必要としてもらえるよう最大限の努力をしていきますので、何卒宜しく御願い申し上げます。